前回までに、ソフィア外語学院で学ぶ英語とそうではない実用英語の教授法で学ぶ英語を比較し、社会に出た際には、ソフィア外語学院で学ぶ英語が圧倒的に優位であること、及び、なぜ他の教育機関では、ソフィア外語学院と同じ教授法を取ることができないかを説明しました。

では、実際、英語自体にどんな違いが出るのでしょうか?

「This is a pen.」はソフィア外語学院で学んでも、「This is a pen.」であり、学校やどこかの英会話教室で学んでも、「This is a pen.」で、変わりはないではないか?

・・・そう思っていませんか?それはある程度正しいのですが、ある程度間違っています。

まあ、どこに行ったって、「This is a pen.」は「This is a pen.」です。しかし、ソフィア外語学院に入ると初日から徹底的に直されます。まず、絶対に直されるのが、「this」の発音。これは難しいです。いわゆる「th」の発音と「s」の発音があるからです。「th」の発音は、日本語には、普通、ありません。よって、これを教えないといけません。そして、「s」の発音との違いを説明しないといけません。

「th」の発音なんて簡単じゃないですか?舌をかんで発音するだけです。

・・・などと思っていませんか?英語が得意な方や英語の先生なら誰でも知っていますよね。

しかし、舌をかむって、死ぬ気ですか?(笑)

これは正しい「th」の発音の指導の「一部」ですが、これが全てではありません。ソフィア外語学院では、そうして発音した結果、実際に「th」の発音になっていないと、直されるのです。そして、実際、全員、少なくとも1年以上は直されます。大抵、この発音だけで3年ぐらい直されます。1年で直ったら、神童です(笑)。

学校や一般の英会話教室では、そこまではやりません。ネイティブ・スピーカーに習えば、直してくれると思うかもしれませんが、発音を直すネイティブ・スピーカーは滅多にいません。

よほどひどければ注意ぐらいはするようなネイティブ・スピーカーがまれにいるかもしれません。しかし、音声学の知識のないネイティブ・スピーカーではどう直すと、正しい発音になるか知りませんので、直しようがありません。だいたい、こんな発音の一つ一つを3年間も直し続けるネイティブ・スピーカーがいるとは到底思えません。

目標レベルも違います。学校や一般の英会話教室、あるいは、発音を直してくれる珍しいネイティブ・スピーカーの先生の場合、せいぜい通じる発音になれば、そこで指導終了です。つまり、例えば、「th」なら、なんとか「th」に聞こえるようになれば、そこで停止となるわけです。

うん。thだ。よくできたね。終わり。

ソフィア外語学院は違います。ソフィア外語学院では、それは、まだ始まりの段階にすぎません。そこから、完全にネイティブ・スピーカーの発音と同じになるまで、訓練を続けます。ネイティブ・スピーカーが意識せずに普通に発音した場合の自然な「th」と同じ発音になったら、やっと終了です。正確には、その発音が安定して常に100%使えるようになったら、ひとまず終了です。それには3年はかかります。その後、これが完全に定着し、その人の本来の発音として固定するまでには、さらに何年もかかります。

直しても、次回は、また元に戻ります。そこでまた直します。これを3年続けると、直さなくてもよくなります。その状態を何年も維持していきます。その結果、完全に定着し、固定するという具合です。つまり、元の変な発音に戻ることはなくなります。たぶん10年か15年ぐらいかかるでしょう。そこまでの期間、ソフィア外語学院で勉強を続ける人はまずいないので、そのあとは、自分で努力してもらうしかありません。そのための下準備もソフィア外語学院でやってもらいます。自習能力を身につけてもらうわけです。その下準備がどこまで行くかで、将来的な英語力が決まっていくでしょう。

学校や一般の英会話教室などでは、教授法の方針や教育環境から来る制約(それができる教師がいない、生徒数が多すぎるなどに起因する制約)などにより、発音は放置状態です。取りあえず、「th」に聞こえる変な発音にでもなっていれば、上出来という程度です。先日入学した0歳からよそで英語を勉強してきた中学2年生の女の子がそんなレベルでした。当然、今、直しているところです。来たのが中2の内で良かったです。これが、学習開始15年を経過した時期となる高1ぐらいになっていたら、完全に固定してしまい、直すのが非常に困難です。

0歳から英語を勉強したのに、死ぬまで笑える発音で英語をしゃべりまくったら、悲しいですよね。

ちなみに、33年以上にわたるソフィア外語学院の歴史で、不自然な発音とはいえ、最初から「th」の発音ができる状態で入学してきた生徒は、この中2の女の子一人だけです。だから、不自然な発音でも「th」などの発音ができるようになると言うことは、ソフィア外語学院では極めて珍しいということです。

発音は、まれな才能とまれな根性の持ち主であれば、独習でも覚えられる可能性が全くないわけではないのですが、99.99%以上の人は無理なので、発音こそ先生について習わないとだめです。

ソフィア外語学院の英語教育の優れた点は、発音だけのことかと思われるかもしれませんが、そうではありません。むしろ、それ以外の部分で本領発揮となります。具体的にお見せするのが非常に難しいのですが、あるベテランの翻訳家がやった下記の翻訳で、どう違うのかをお見せしたいと思います。

【原文】

人生100年の時代において

【ベテラン翻訳家Aさんの英訳】

In the era when a life lasts for 100 years

これが私のところに回ってきて、校正してほしいということでした。このベテランの翻訳家は、早稲田大学大学院を出た博士号所有者で、翻訳家として15年以上のキャリアを積んだ方です。しかも15年以上の間、現在まで英国にお住まいで、英国の大学で研究活動をしておられるということです。パーフェクトなキャリアですね。

さて、この英語、文法的にはどこも間違っていません。しかし、私がこれを見ると、まず、「the」で引っかかりました。なぜ「the」なのか?意味不明ですね。そこで、そこを「an」に変更しました。

次が絶対にいけません。

A life lasts for 100 years.

・・・って、いったい何ですか?意味不明です。

そこで、この部分を「people would live to be 100 years old」に直しました。

その結果、下記のような訳になりました。

【私の英訳】

In an era when people would live to be 100 years old

これが、ソフィア外語学院で学ぶ英語と他の学校や一般の英会話教室で学ぶ英語の違いです。この違いが、「品質の高い英語、美しい英語」と「馬鹿や乞食の英語や通じない英語」との違いです。

当然、このあともずっと続くのですが、守秘義務があるので、これ以上はお見せできません。しかし、同じような率で直しましたので、原稿は真っ赤です(笑)。

ネイティブ・スピーカーだったら、こうはならないと思うかもしれませんが、実は、似たようなものです。

なお、これをGoogle翻訳にやらせたら・・・

In the age of 100 years of life

・・・だそうです。これも笑っちゃいますね。

一見、まともな英語に見えますが、これはだめです。完全に書き直さないとだめですね。

以上、簡単に、ソフィア外語学院で学ぶ英語と学校や一般の英会話教室などで学ぶ英語の違いをお見せしました。

翻訳家についての説明で、「人種が違う」という話をしましたが、その意味がわかったかと思います。そして、この違いが、頭がよいとか悪いとかいう問題ではないことも、予想がつくと思います。だから、普通には入試で90%以上の高得点が取れるわけがない様な頭の悪い子でも、ちゃんと入試で90%以上の高得点が取れるのです。

ソフィア外語学院では、生徒が入ってくる際に、頭がいいか悪いかなんてあまり気にしていません。それよりはるかに重要なのが、指導した学習方法を守って勉強するかどうかだからです。そちらが一番気になります。

きちんとした英語の教え方には、名前が付いていますので、最後に書いておきましょう。

ソフィア外語学院で使っている教授法は、「伝統的な直接教授法」に該当する方法で、私が考案した部分多いため、独自に、「武和直接教授法」という名称にしています。

一方、学校や一般の英会話教室で行われている実用的英語教育の教授法は、「コミュニカティブ・メソッド」という方法で、1970年代に伝統的な直接教授法から分岐した教授法です。

たまに、どこかの英語の先生とかで、ソフィア外語学院の教授法を、コミュニカティブ・メソッドと呼ぶ人がいますが、腹が立つのでやめてほしいですね。実際に教えているのを見ていないので仕方ありませんが、実用的な英語の教え方と聞いて、勝手にコミュニカティブ・メソッドと思いこんでしまっているようです。もう少し勉強してほしいものです。

大量生産型の英語教育や、その辺のネイティブ・スピーカーがやるとなると、コミュニカティブ・メソッドを使うしか方法がありません。ソフィア外語学院では、そんな方法を使う必要も義理もないので、伝統的な直接教授法を私の力で最新で、かつ、独自の教授法にグレードアップさせた方法を使っています。

コミュニカティブ・メソッドは、ゲームを中心に授業を行う方法です。まあ、簡単に言えば、英語でゲームをやっているだけです。

ソフィア外語学院では、ゲームは滅多にやらず、授業時間の大半は、生徒の英語を直すことに費やしていますので、専門家が見れば、伝統的な直接教授法だとわかるでしょう。実際、最近10年間、ゲームをやった記憶が全くありません。

なお、学校で実用的な英語教育が行われていない場合、読んで訳せという「文法翻訳法」が行われています。この方法では、そもそも、言語として、英語は身に付きません。よって、英語が使えるようにはなりません。

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