ソフィア外語学院で学ぶことのメリットの一つは、精密な英語力が身に付くことですが、入学を希望してやってくる方に説明しても理解してもらえない様です。英語を専門に勉強して、かなり高いレベルに達した人でないと、恐らく意味不明な概念なのではないかと思います。

ソフィア外語学院が設立された1986年当時と違い、今では実用的な英語を教えている教室はたくさんあり、学校でも実用的な英語を教えている先生が増えてきています。また、日本国政府も今まで以上に強力に実用英語教育の政策を推し進めていますし、大学でも入試や授業の実用英語化は非常に進んでいます。

しかし、ソフィア外語学院で教えている英語とは、一線を画しています。と言うよりも、ソフィア外語学院における英語教育は、次元がまるで違うものです。

どこが違うかと言えば、ソフィア外語学院では、精密、正確な英語をどこまでも追求する英語教育を行っています。一方、ソフィア外語学院以外のところでは、単に通じればいいという、使えるというだけの英語を目指しており、精密さ、正確さは、放置されています。

これは、教授法の基本的な違いによるものです。同じ外国語ができるようになるという目標も、実際には、いろいろあるからです。正しい正確な英語を習得することを目指す場合と、間違った英語でも、通用すればよいと言うレベルを目指す場合があるのです。もちろん、それ以下のレベルを目指す場合もありますが、実用的英語というと、上記の二つのどれかが目標となります。

みなさんも聞いたことがあるかもしれませんが、「間違いをおそれずに、思い切って英語を話そう。」というアドバイスは、後者の「間違った英語でも、通用すればよい」というレベルの英語を目指す場合に言われる言葉です。しかし、このレベルの英語では仕事はできません。

考えても見てください。意味はなんとかわかるけれども、間違いだらけの英語で企業のホームページが書かれていたら、だめですよね。その損害は億単位の金額になるかもしれません。大企業だったら、何十億円、何百億円という金額になると思います。

もし10億円の契約書が意味は何となくわかるけれども、間違いだらけの英語で書かれていたら、どうなりますか?いざというときは、その10億円が丸ごと失われてしまうかもしれません。

遊びやお稽古ごとで英語を勉強しているだけの話なら、それでもいいでしょう。その英語で企業のホームページを書くわけでもないし、10億円の契約書を書くわけでもありません。単に、「英語を勉強したことがある」という主張をするだけなら、それでもいいでしょう。せいぜい、旅行に行ったときに、「これはいくらですか」と聞くだけなら、きちんとした正確な英語はあまり必要ではありません。所詮、遊びですから。

それに対して、ソフィア外語学院では、精密なまでに正確な英語を目指します。だから、仕事でも使えるし、入試でも高得点が取れます。間違った英語では、入試で得点が取れないのは、考えるまでもありません。

翻訳の仕事では、こういう違いは収入にはっきりと表れます。下記が、某所で調査された翻訳家の年収です。


引用元:翻訳家の平均年収と年収分布(honne.biz)

このグラフを見ると、低い年収にたくさんの人が固まっていると思います。その一方で年収1000万円前後に小さな集団があります。そしてその間に人がいません。

よく勘違いする人がいるのですが、経験を重ねていくと、この低収入の人が出世して高収入になるというわけではありません。低収入の人は、最初から死ぬまでずっと低収入であり、高収入の人は最初から死ぬまでずっと高収入なのです。なぜかというと、経験により、レベルが上がるわけではないからです。

この二つのグループは別人種なのです。何が違うかというと、英語力です。つまり、上に書いた英語の正確性の問題です。

低収入の人は、英検2級や3級の英語のできない人ではないかと思うかもしれませんが、英検1級レベルの英語力すらない人が翻訳家になるようなことはありません。先にも書いたように別人種なのです。

この低収入層に属する人たちには、英検1級とかTOEIC900点~満点の人、帰国子女の人、バイリンガルや英語のネイティブ・スピーカーが含まれます。

学習方法が「間違っていても、通じればよいという英語」を学ぶための方法であった場合、行き着く先は、この低収入層になります。この人たちが、経験を重ね、修練を積んで、高収入層になることは永久にありません。

一方、「正確な正しい英語」を学ぶための方法を実践した人は、高収入層になります。もちろん、実績を積んで証明しないと、高いお金を払う人はいませんので、数年程度の下積みは必要ですが、そのあとは、ずっと高収入のまま推移します。

あまりにも年収の差が大きいので、低収入層の翻訳家は何とか高収入層になれないかと頑張るわけですが、途中で学習方法を変更して、高収入層になることはできません。つまり、最初に取った学習方法で決まるということです。

昔から外国語ができる人は驚異的にできるが、そうでない人は全然だめだと言われているのは、こういうことです。

いろいろ考えると、せっかく英語の勉強をするのなら、正確できちんとした英語を学んだ方がいいと私は思います。ただそう言う英語を学べる機会に恵まれる人は、極めて少数ということにならざるを得ません。

実際、翻訳家や翻訳家になろうとする人は、上の年収のグラフで高収入層の人から翻訳の指導を受けたいとみんな思っているのですが、そう言う人が教える仕事をする様なことはありません。そもそも、前述のように、すでに手遅れです。最初から、その方法でやらないとだめなのです。

ちなみに、グラフでは1000万円前後が上限になっていますが、5000万円とか6000万円の人もいるようです。私の知る最高金額は1億2千万円です。

ソフィア外語学院の英語教育は、別に、翻訳家になるための方法というわけではありませんが、イメージとして、翻訳家だったら、高収入層になるための方法だと考えればいいと思います。具体的には、上記グラフで1000万円前後以上の層になります。このレベルが到達点になる学習方法がソフィア外語学院の英語教育です。

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