先日、昔の生徒で親戚のおじさんから間違った将来の見通しを吹き込まれたために、間違った道に進んでしまった人の話を書きました。

親戚のおじさんから間違った将来の見通しを吹き込まれたために、間違った道に進んでしまった

まあ、簡単に言えば、そう言うことですね。

ただ、このおじさんが間違えてしまったのにはいくつかの原因があります。一つは、社会の情勢を知るのが私に比べて数年遅れであったという点です。私は、人が大学に入る前の高校、中学、小学校の状況も知っていますが、このおじさんは、あくまでも大学卒業後の人たちしか知らないため、私よりも認識が数年から10年ぐらい遅れてしまうと考えられるのです。

だから、ある意味、仕方のないことだと言えなくもありません。会社に雇われている月給取りとしては、そこまでの認識があるだけで飯を食わせてもらえるわけなので、不必要な努力はしないという人間の性質に基づいたものだとも言えるでしょう。

これが経営者だったら、数年後には会社がつぶれているでしょうね(笑)。

さて、これは過去の話です。では、これからはいったいどうなるのでしょうか?

一つはっきりしているのは、もはや70年代、80年代、90年代の常識は通用しないということです。

昔のエリートコースというと、良い大学に入って、そこから一流企業に入るということです。そうすれば、一生、バラ色の人生が送れるということでした。

これがもはや通用しなくなりました。

1)今は、良い大学に入っても、一流企業に就職できるわけではありません。

2)今は一流企業に就職しても、定年退職の時まで勤務できるわけではなく、途中でリストラされる可能性が大きいです。

この様なわけで、もはや一流大学から一流企業へと言う道筋が盤石なものではなくなってしまいました。極端に言うと、単に、どぶにはまることが必定の道筋でしかありません。

しかし、だめになったのはこの道筋だけではありません。資格により収入を得る職業が軒並みだめになりつつあります。

代表的なものとしては、医師、歯科医師、薬剤師、弁護士等ですね。たぶん、現在、収入の順ではこうなると思います。

医師>薬剤師>歯科医師>弁護士

多くの弁護士の年収は70万円を切っているらしいのですが、弁護士の凋落ぶりがものすごいのですね。歯科医師は年収250万円程度らしいです。私の知り合いの薬剤師は、年収360万円ほどです。

医師の収入も低下傾向にあるようです。恐らく、年収500万円を割っている医師もずいぶん増えているのではないかという気がします。

この傾向はどんどん続くと予測されます。なぜかというと、どの資格保有者も増加の一途をたどっているからです。しかも、資格さえあれば、差のない世界ですから、努力したところで、どうにもなりません。世界的な有名人なら別ですが、普通の人では悪あがきがいいところでしょう。

特にこれから医師を目指す人は要注意です。大人になったとき、医師の年収が250万円またはそれ以下になっていても不思議はないからです。

この話は、また今度、続きを書こうかと思います。

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