今年も全員入試で90%以上の得点

私の生徒の内、今年は3名が入試を受けました。内2名は大学入試、1名は高校入試です。今年もいつも通り3年以上の長期受講者全員が英語は約90%以上の得点となりました。私はちゃんと役目を果たしたのですが、どの生徒も、塾で勉強した科目がさんざんでした。おかげで、結果はあまり芳しくありませんでした。一応、全員簡単に書いておきましょう。

まず大学入試のために今年入学した中京大学附属高校3年生のTさん。それまで別の個人経営の塾で勉強していたらしいです。個人経営の塾と言っても複数の先生がいるので、ちょっと規模が大きいようです。

問題は、英語そのものよりも、学校でもそこの塾でも穴埋めの様な機械的な作業をやっていただけのため、思考力が著しく弱かったことです。「著しく弱かった」というのは、文字通り、「著しく弱かった」ということです。まあ、限りなくゼロに近いぐらいの状況です。「ゼロ思考力」とか、「思考力が存在しない」という方がわかりやすいかもしれません。これでは、英語力がいくらあっても、思考力を試される入試では完全にだめです。

入ってきた時の英語力は、CTEで118点でしたので、名古屋外国語大学の英米科は無理なレベルでした。しかし、ご本人は東京外国語大学のロシア語を受けたがっていました。このレベルだと、絶対無理です。ランクが違いすぎます。

診断の結果、通常授業週2回に集中授業170時間ぐらいの学習が必要と言うことで提案しました。この分量の学習をソフィア外語学院で行ってもらった結果、わずか1年の受講でしたが、センター試験で82%程度取ることができました。しかし、思考力ゼロではさすがに東京外国語大学のロシア語は合格しませんでした。

思考力というのは、非常に大切です。大学はどちらの人材がほしいと思いますか?

1)思考力はないが、何でもどんどん記憶できる学生。

2)記憶力は弱いが、思考力がしっかりしている学生。

言うまでもなく、2です。思考力のない学生なんて、一人もいらないというのが本音です。従って、ちゃんと脳みそがついている学生が受験しに来る大学では、いかに思考力のある学生を取るのか最大の問題となっています。だから、論述問題ばかりなわけです。

もっと早くソフィア外語学院に入っていれば、思考力もつくのですが、ゼロからスタートで1年では無理です。

だいたい、どこの企業でも思考力のある社員は是非ほしいわけですが、研修を1年やったら、思考力ゼロの社員が「考える人」になったという話はありません。勉強というのは蓄積ですから、できるだけ長期に渡りよい教育を受けるようにしないとだめです。

まして一流大学は最も思考力のある学生を擁しているわけですから、思考力では飛び抜けて優秀でないと、普通に合格は無理だと考えてほしいです。だから、一流国立大に子供を合格させたい場合、絶対に塾に入れてはだめです。

この生徒は、南山大学外国語学部英米科も受講していて、こちらは合格しました。こちらは論述式の問題が出ないので、思考力が弱くても、ある程度何とかなったようです。Tさんは、自分で英語の勉強をほとんどやっていなかったので、それを考えると、ずいぶんよい結果だと思います。

もう一人は、理系の生徒で、高1で入学した生徒(瑞陵高校)です。私は高2の6月から担当しましたので、1年と8か月弱のつきあいでした。英語は本学院で学び、数学と理科の理系科目は塾に通って勉強しました。

高2の終わりの時に「効果がない」と言って、うちの方を退学しようとしたことがありましたが、結局、継続しました。よくあるケースです。2年間やると効果が出ると思いがちですが、学校や模試で目に見える効果がまだ出ていないのが普通です。

高1から入った場合、学校や模試で効果が出るのは、高3の12月ぐらいが普通です。もっと早く効果を出したい場合は、集中授業をしっかり受ける必要があります。高3の夏前後に効果が見えるようにしたい場合は、30時間ぐらいの集中授業が必要です。

彼女の場合は、集中授業も受講しなかったし、50分コースではなく、25分コースですから、高2の終わりまでに効果を見たいと思っても、普通、無理です。

それでも、結局、センター試験では88%取れましたので、ちゃんと約束は果たせたと思います。しかし、やはり問題は塾で勉強した数学と理科です。こちらがなんと約60%以下の得点でした。これでは合格できる理系の国立大が名古屋近辺にはありません。

英語ができるので、理系にこだわらなければ、合格する国立大はいくらでもあるのですが、理系が不得意でも、どうしても理系の学科に行きたいらしく、しかも名古屋から離れられないため、どこも受けるところがないという困った状況でした。英語だけなら、東大も合格する得点なのですが、もったいないですね。

ここまで理数系がだめだとどうにもならなかったのですが、結局、浪人するよりもましということで、県外の国立大も受験することになったようです。その結果、英語重視の理系の学科を受けることができて、無事、国立大の理系に合格しました。

最後の一人は、中学1年でソフィア外語学院に入学した公立中学の生徒(駒方中学)で、高校受験でした。どこを受けても、英語のテストでは90%以上取れたようです。

しかし、やはり河合塾で勉強した数学、理科、社会の得点が大変低くて、60%~80%程度しか点が取れず、内申点も少し足りないので、公立高校(桜台高校と向陽高校)は全滅しました。

私は事前にどちらも合格は無理だと伝えたのですが、それに耳を貸さずに、河合塾の効果を信じたために失敗した様な感じです。

塾は、こんなに効果がないのに、世間の人は、よくもまあお金を払うものだと思います。世の中どうなっているのでしょうか?

幸いにも、愛知高校と中京大学付属高校に合格していたので、良かったです。進学先は、愛知高校に決めたそうです。理由は、愛知高校の方が先生のレベルが高いのではないかと推測したことによるらしいです。

全く根拠がない推測に過ぎませんが、実際のところどうなのでしょうか?給料を調べればわかると思いますが、調べたところ、待遇は非公開の様です(笑)。

待遇が良ければ大宣伝するので、まあ、どちらも安月給であることは間違いないですね。もちろん、個人的な推測に過ぎませんので、悪しからずご了承下さい。