前の話はこちらです。

うちで90%以上得点できて、なぜ河合塾で60%なのか

私が怒るわけです。もう30年も怒り続けています。健康に悪いので何とかしてほしいですね。先日も、うちの生徒が高校入試の英語で90%以上の得点をあげました。学校の成績が4ぐらいなので、まあ、よくやったと思うのですが、河合塾で勉強した理科と社会が60%~70%だったそうです。これでは合格しない可能性が高いです。

高校入試でも大学入試でも、うちの生徒は全員が入試で90%以上取れますから、みんなすごく高いところをねらうわけですが、他の科目を塾で勉強していたりすると、そちらの科目がみんな死んでしまいます。30年も教えていると、いつもそうなることを知っているので、「塾は効果がないから」と言う理由で、志望校を大幅に下げさせますが、十分に下げきれないと、こういうやばい状態になります。

この場合、第一志望は向陽高校、第二志望は桜台高校でしたが、向陽高校は外せと言ったし、桜台もまず無理なので、第一志望は昭和高校、第二志望は天白高校ぐらいだと言ったのに、河合塾を信じたのが間違いの元だったようです。もはや90%以上取れたという英語でどこまで食い下がれるかです。

学力の低い子どもに合っている塾

教育経験のない一般人の親が考えることは、たぶん、こんな感じです。

うちの子どもは勉強が全くできないので、やさしい内容の授業をやっている塾が適している。基礎的なことを習うのだから、先生の質は低くて十分。とにかく、頭の悪いうちの子の気持ちがわかってくれることが大切なので、頭の悪い先生の方がいいだろう。うちの子は頭が悪いので、頭のよい先生にはついていけないに違いない。

勉強ができない子どもに基礎的なことを教えてもらおうとするのは、大正解です。しかし、その後が完全に間違っています。偏差値の低い先生は、基礎ができているなどと言うのは、見当違いも甚だしいです。

基礎力があれば、神レベル

入試なんて、基礎的なことしか出題しないので、それができないというのは、基礎力がないからに他なりません。基礎力があれば、普通に偏差値は68を超えます。

基礎力があれば、神レベルの学力あると言っても過言ではありません。なぜなら、みんなテストの点をかせぐ勉強に必死で、基礎的な勉強を全くなおざりにしているのが普通だからです。テストの点と関係のない基礎的な勉強など、誰やるかい・・・と言うことです。

基礎力のない頭のよい先生はだめ

しかし、学力が高くても、基礎力のない先生というのは、多いです。高い学力を身につけるには、基礎力をしっかりつけることが正しい勉強の仕方です。しかし、テストというのは完璧ではありません。特殊な才能を持った人なら、基礎力なしでも高い偏差値を取り、一流大学に入学できます。こういう先生に引っかかったら、人生終わりです。まあ、一流大学卒の先生は、大体全員が特殊能力者なので、全く困ったものです。

特殊能力者って何なのか、ここでは簡単に説明しておきます。これは記憶力が驚異的によい人のことです。詳細はいずれ別途紹介することもあるかと思いますが、そういう専門的な話は非公開の別のブログに書くと思います。

昔、名古屋大学医学部の学生がうちに習いに来たことがありました。卒業した高校は南山高校女子部です。ぴっかぴかのエリートコースですね。しかも、ルックスもいいので、どうなっているのだと思いませんか?

頭のいいぶすがめちゃくちゃ勉強して国立大学の医学部の入試に合格する・・・と思う人が多いと思います。昔から、「白痴美人、聡明なぶす」と言います。

そんな聡明な美人の彼女がこう言ったことがあります。

入試なんて簡単ですよ。答えを覚えて行けばいいだけです。

だから、できない生徒は覚えられないから困っているのですよ。

私「できない生徒は、それが覚えられないから、困っているのですよ。」

名大医学部の美人「それはだめかも・・・。」

こういう人に習うと死ぬわけです。

特殊能力ですから、美人とかぶすとか関係ありません。そう言うDNAを持って生まれただけのこと。努力と言っても、問題の答えをさっと覚えていっただけです。

別にうらやむ必要はありません。それしかできませんから。うらやむならルックスの方です(笑)。

基礎力のある先生を選別する

こういう人と本当に基礎力のある人とを区別し、基礎力のある先生を選ぶことが大切です。

例えば、教え方で見ると・・・

ただの馬鹿: めちゃくちゃな内容を教え、説明もめちゃくちゃ。※生徒はもっと馬鹿なので、気がつかないだけ。

特殊能力者: 覚えるべき事を教えるのが中心となる。説明が画一的で、柔軟性に欠ける。※説明は暗記したものを復唱しているため。

基礎力のある先生: 覚えるべき事ではなく、根幹部分を理解させようと努力する。説明は柔軟で、状況に応じて、自在に変える。

・・・こんな感じになります。

注意点は、インターネットの百科事典であるWikipediaを読み上げる先生が非常に増えたことです。インターネットを検索すれば、判明しますので、Wikipediaと全く同じ事をのたまうような人はただの馬鹿か特殊能力者と判断し、これを排除すればいいです。

そもそも、誰が書いたのかわからない様な「百科事典」をそのまま読み上げるなど、まともな教師のすることではありません。ネタにするのならわかりますが、ネタにするのも効用より危険の方が多いと思います。

うちの娘はインターネットをやっているので、知識は豊富です。

たぶん、でたらめを豊富に吹き込まれただけです。

まあ、特殊能力を持っていないが、基礎力があるという人なら、小学校や中学、高校での普段の成績があまり良くないかもしれません。これと大学入試の結果に大きなギャップがあったら、特殊能力者ではなく、基礎力のある人と見なすことが可能かもしれません。ただ、高校3年生までやる気がなくて、ぼけっとしていたら、学校の成績が悪いかもしれないので、その場合は当てはまりませんね。

知能の仕組みの違いに基づく差異なので、なかなか見破るのは難しいと思います。精神の中まで見通すことができるのは心理学者だけかもしれません。それにしてもデータは必要になりますが・・・。

学力の低い子どもに必要な基礎力とは

学力の低い子どもは基礎力が欠落していますので、その基礎力さえつければ、簡単に東大に合格したり、国立大学の医学部に入れたりするのです。やや誇張ですが、間違いではありません。

そして、その基礎力をつけさせるには、しっかりした基礎力を持つトップレベルの学力を持った先生が必要になります。

重要なので、もう一度しっかり書いておきましょう。

基礎力をつけさせるには、しっかりした基礎力を持つトップレベルの学力を持った先生が必要です。

例えば、小さな子どもに英語を教えさせるとしたら、ほとんどの英会話スクールでは、レベルの低い先生をあてがいます。なぜかというと、授業料を安く設定する必要があり、そうなると、先生の給与も安くなります。安い給与では、レベルの低い先生しか雇えません。レベルの低い先生でも授業はできますから、ビジネスとしては問題がありません。

しかし、レベルの低い先生では、基礎力がつきません。これは大きな問題です。小さな子どもは、何にもまして基礎力が必要ですから、レベルの高い先生に習わないとだめなのです。これは中学生でも同じです。とにかく、習い始めの時期は、絶対にレベルの高い先生が必要です。

もし最初の時点で間違った発音、間違った文法を覚えたら、後で悲惨な結果になります。最初の時点で学習した誤りは、後から直すのが非常に難しいからです。

レベルが高いと言っても、ネイティブというわけではありません。正しい発音、正しい文法、正しい語法などを身につけていて、それを学問的、理論的に理解している事が必要です。それが英語では基礎力というものです。できれば、言語病理学も知っているといいです。無視できない確率で医学的な問題が発生するからです。

初心者を教えるのは、ずいぶん大変な仕事なのに、それに最低レベルの先生をあてがうなど、ビジネス上の都合以外に何もありません。もっとも、本当にできるようになるには、最初から最後までトップレベルの実力のある先生に習うのが理想的です。これは音楽などと同じことですね。

英語の場合の基礎的な勉強とは

手前みそになり大変恐縮ですが、私が英語を教える場合、当然、徹底した基礎の勉強を最初からやっていきます。基礎ができないと、絶対に先に進まないぐらいに思った方がいいです。

その基礎の勉強ですが、例えば、「this」とか「that」の発音を勉強します。完璧に「this」を「this」、「that」を「that」と発音できるようにしていきます。

その「-th-」の音はスペイン語の「-th-」(厳密にはスペイン語では綴りが違います)だよ。英語ではこうやるの。

その「-t-」はイタリア語の「t」なんだよ。英語では、こうやって発音するの。

その「-a-」は日本語の「あ」でしょう。英語ではこういう発音になるの。

その「-i-」は・・・(以下略)

・・・と言う具合に授業は進んでいき、ある一定レベル以上の正確さを達成しないと先に進みません。最初から完璧は期待できないためですが、長い年月の間に何度も何度もやりますので、開始年齢にもよりますが、中学1年生開始なら、2~3年でほぼ完璧になります。その後も、劣化が確認されると、その場で直るまで練習します。

決して難しくはありません。最低レベルの高校で最低レベルの成績を取っていても、完璧にできるようになります。

これが基礎力です。試験に出るかと言われると、絶対に出ません。もし試験に出たら、私の生徒が全国一位になるのは間違いありません。ところが、これ以外の部分が出題されても、入試で90%以上得点できるのは、基礎力の鍛錬のレベルが違うからです。

英語の勉強は全てここから始まります。これがしっかりしているからこそ、高度な実力を身につけられるわけです。点取り優先の勉強では、だめなのです。

数学とか、国語、理科、社会も全部同じ事です。塾を選ぶのなら、テストの点取りに関心がないところに行くのがいいかもしれません。

そんなのがあったらの話ですが・・・(笑)。

この話の続きはこちらです。