前回はこちらです。

偏差値と学力の関係

講師の学歴が重要であることは疑いがありませんが、おさらいをかねて、偏差値と学力の関係を見てみましょう。

偏差値68以上

英語の場合だと、教科書程度の英語なら辞書なしでも読める学力です。大学入学時に偏差値80以上ぐらいであれば、あと1~2年の努力で小説や学術書も辞書なしで読めるようになるはずです。

数学では、普通に問題が解けるのなら、偏差値68は簡単に取れます。たぶん、偏差値70以上になるはずです。

国語では、純文学の小説が楽しく読めて、大学で授業に使う学術書が普通に読める国語力があれば、偏差値68以上になります。

理科は数学と同じです。

社会では、教科書の内容がわかっていれば、偏差値68以上になります。

偏差値60~67

英語の場合だと、教科書を辞書を引きながら何とか読めるが、所々間違えてしまうレベルです。教科書程度の英語だったら、間違えないような人は、偏差値が68を超えます。

数学では型にはまった解答しかできない人は、このレベルになります。このレベルの人は、全く問題が見えていないと言ってもよいと思います。問題を見て、瞬間的にさっと見通しがつくような人は偏差値が68を超えます。偏差値が60~67のレベルでは、いくら時間をかけても、どうしても解けない問題が時々出てきます。型にはまっているため、限定的な解答力というわけです。公式や解法のパターンは把握していますが、数学の基礎力がほとんどありません。

国語では、このレベルの人は、純文学の小説や新書(岩波新書など)などを読むのがやや苦手で、楽には読めません。学術書を読むのはさらにもっと苦しいです。

偏差値50~59

学校で習ったことがほとんどわかっていない人たちです。

英語では、辞書を引きながらでも、教科書の文章のようなやさしい英語があまり理解できません。かなり間違いだらけの理解になります。

数学では、ろくに問題が解けません。ゼロからやり直さないと、どう考えても無理です。

国語では、文章を読む力はほとんどありません。やさしい言葉で言い直してやると、理解できることが多いです。

理科や社会は断片的な知識しかありません。

偏差値40~49

いわゆる完全な「馬鹿」です。

英語では「This is a pen.」がわかるかどうかと思った方がいいです。まあ、せいぜい中1または中2相当の英語力があるかどうかです。

数学では、完全にちんぷんかんぷん。

国語では、このレベルの人たちに真っ白な本を渡しても、文字が書かれた本を渡しても、何も理解できないので、同じ事です。

このレベルの人に大学レベルの教育をするのは非常に無駄です。よって、中学レベルの授業を大学で行うことになります。

偏差値30~39

このレベルともなると、我が国では、日本大学など、わずかな大学しか受け入れ先がないでしょう。

白痴ですが、馬鹿と言っては気の毒なので、誰も馬鹿呼ばわりする人はいないと思います。金魚に向かって馬鹿と言っているのと同じだからです。

英語では、中1の1学期レベルぐらいです。何と、「this」という単語を知っていることがあるので、驚きます。「one」から「ten」まで英語で言えたら、賞賛に値します。

数学では、そもそも算数ができないので、数学を教える意味がありません。

国語では、「おはようございます」など簡単な挨拶が理解できるので、朝の挨拶だけは間違いなくできるでしょう。このレベルの人にそれ以上を求めるのは酷です。

理科や社会では、ほ乳類が何であるかを知らないと言うよりも、ほ乳類という言葉を知らないのが標準仕様となっています。また、東京と大阪の他に愛知県という地名を知っている人は、愛知県在住者に限定されます。しかし、愛知県在住者でも青森県は知らない可能性が高いです。東京や大阪に住んでいるこのレベルの人が、東京と大阪の二つの地名しか知らないのは、仕様ですので、あきらめてください。

どういう教育を受けたら、こうなるのか謎とされています。しかし、日本大学に行けば、こういう人たちは、たくさんいますので、安心です。

今の教師はずっとレベルが低い

以上は、私が大学生だった頃の話です。もう30年以上も前の話というわけです。今はもう当てはまりません。塾であろうと、公教育の学校であろうと、今の教師は上記のレベルよりもずっと低いです。つまり、偏差値68を超えているからと言って、上の偏差値68以上の場合として書いたような学力があるわけではありません。恐らく、偏差値で言うと20以上下がっていると思います。毎年偏差値で0.7ぐらいずつ落ちていったのかもしれません。

昔の偏差値68以上に該当する人は、今は偏差値88以上ぐらいになるはずです。しかし、そのような人は、そこいら中にいるわけではありません。よって、残念ながら、確認のしようがありません。しかし、よく見かける偏差値70以下の生徒の学力レベルを昔と比較すると、20以上は落ちたと感じます。

偏差値ははっきりの学力を示す指標です

大昔の事ですが、外国語の専門学校で英語の勉強をして卒業した人なら、英語ぺらぺらではないかという意見があり、英語を専門的に学んだ専門学校の卒業者を採用してみようかという話がうちの学校で出たことがありました。もはや四半世紀以上前の話です。

しかし、実際に採用試験を実施してみたところ、専門学校で英語を学んだ人たちが、何と、中2レベルの英語力すらないことがはっきりわかり、論外という結論になりました。少なくとも、うちの中2の生徒の方がずっと高い点を取りますので・・・(笑)。

せめてぺらぺらしゃべるかと思ったら、「This is a pen.」レベルでした(笑)。全く、どう考えても、こんな「英語の専門家」は必要ありませんね。

しかし、驚くべき事に、これは英語に限った話ではありません。普通の四大を卒業した人が幼稚園に就職したら、保母さんや保父さんが馬鹿だらけだったという話を聞いたことがあります。

偏差値的な観点から考えると、保母さんや保父さんに、ゲーテやヘーゲルを求めるのは無理であるのに違いありません。まあ、動物が動物の世話をするという「自給自足の動物園」が幼稚園だと理解するのが正しいのでしょう。

講師のレベルで教育の効果が決まる

教師により、教育効果は間違いなく違います。そんな話は、昔こちらに書いたことがあります。あれから何とちょうど10年経ったわけですね。全く奇跡的な偶然です。

今見たら、消えていたので、復活しておきました。サーバー設定のミスで、見ることができなくなっていた様です。

それはともかく、習った先生により効果が違うのは間違いのない事実ですが、言うまでもなく、効果を決める一つの要因が講師のレベルです。だから、まともな塾なら、少しでもレベルの高い講師を採用しようと努力するはずです。

習う側の方も、少しでもレベルの高い講師を選ぶように努力すべきだと思います。そうでないと、動物が動物を教える様な事態になりかねません。

世の中、学力のレベル差は非常に大きいです。同じ英語系の学科を出ていても、偏差値40の大学と偏差値70の大学では、月とすっぽんどころか、月とミミズぐらいに違います。

なぜ低学力の人が塾で子どもを教えてはいけないのでしょうか?これには深い理由がありますが、それは次の話で議論したいと思います。

・・・と言うわけで、こちらが次の話です。