先日、高校の時に一緒のクラスだった人で集まった同窓会に参加しました。いわゆる、クラス会というものです。人の集まりに参加するのがかなりおっくうなところが私にはありますが、年を取ったためか、あまり抵抗感なく参加できました。

この同窓会に参加して驚いたのは、昔の同級生の性格がほとんど変わっていないと言うことでした。この人なら言いそうだと思うことを、みんな言うのです。これほどの長い年月を経ても性格が変わっていないのは驚きでした。
これは普通にはうれしい発見ですが、教育者としては恐怖すべき事実です。

私たち教師は、生徒の性格に問題があれば、いつもどうにかしようといろいろ努力を傾けています。働きかけ→反応→働きかけ→反応というパターンで延々と長年にわたって、生徒をより正しい方向に導こうと努力しています。

しかし、長い年月を経ても、何も変わっていないというのは、いったい・・・。

性格は、遺伝による影響が非常に小さく、環境要因でいくらでも変化します。私たち心理学者は、主に「自分自身の性格に問題を感じることにより、性格が変化していく」と考えていますが、みんなだれも自分の性格に問題を感じるということがなかったということなのでしょうか?

働きかけ→反応→働きかけ→反応というパターンで生徒の指導を続けていると、確かに性格は変化していきます。少なくとも初期には、子どもは誰しも向上心を持っているので、正しく働きかけ、見えない道に光を照らして、見える様にし、歩いていくべき方向を教えてやれば、大抵の子どもは、正しい道を歩み始めます。

今までに何度も目の前で見てきたことなので、これは間違いないことだと思います。人は確かに変わることができるのです。

そう言う指導を受けたことがないのか、あまりにも問題がない性格をしていたので、問題を感じることもなく、そのまま大人になったのか・・・。それとも、基本的な性格が同じであるというだけで、細かいところはずいぶん変わっているのか・・・。

どれが正しいのかわかりませんが、少なくとも言えるのは、世の中の大半の人は、そのまま大人になるものだということの様です。

しかし、私たち教師は、子どもがそのまま大人になってしまわないように、日々、努力しなくてはいけません。むだかもしれませんが、自分が指導して、実際に目の前で変わっていくのだから、それを信じるしかありませんね。